「休み」に切り替わる瞬間
先日、8月の終わりに何とか夏休みらしき3日間を過ごしました。
なぜ、夏休みらしきなのか。
携帯電話とパソコンを手放せなかったからです。
とりあえず、仕事場と自宅から離れたのですが、
仕事の電話は鳴り響き、パソコンを起ち上げてはファイルを確認していました。
一緒にいた人々には、大変な迷惑です。
彼らは、ちゃんとした休日を過ごそうとしていたんですから。
そんなバタバタが落ち着いたのは、最終日の自宅へ戻る4時間くらい前です。
「でもさ、こんな仕事をしていたら仕方がないよね」
一緒にいたひとりがつぶやきました。私を含め、そこにいた人々はみな、
それほど時間に縛られない仕事をしています。
(締切時間という恐ろしいものはありますが)
ただ、時間に縛られないからこそ、いつ何時でも「仕事」に引きずりこまれます。
そうは言っても、「もう休みのことしか考えられない!」と切り替わる瞬間があります。
私の場合、
実家がある五島列島・福江島に帰る飛行機の中で起きます。
小さなプロペラ機に乗って、上昇したと思ったら下降する30分のフライト。
下降が始まり、福江島の全体が窓から見えたとき、
頭の左隅でそれまでのスピーディな時間が一瞬止まり、
ゆるやかな五島の時間が動き始めます。身体中に安心感が満ちていきます。
そして、私はいつも笑っているようです(見た人によると)。
こんなことを書いていたら、帰りたくなってきました。
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